ふたつのモデルをひと目で比較

HV-T55-WとHV-S55-Wの掲載仕様7項目の要約。全項目・運転モードと測定条件・安全の注意は記事本文を参照。
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比較項目 HV-T55-W HV-S55-W
発売年度 2024年度 2023年度
公式の状況 現行一覧掲載(生産継続は未確認) 生産終了
方式 加熱気化式ハイブリッド 加熱気化式ハイブリッド
木造和室/プレハブ洋室 9畳(15㎡)/15畳(25㎡) 9畳(15㎡)/15畳(25㎡)
加湿量(強/静音) 550/200mL/h 550/200mL/h
エコ強の加湿量 390mL/h 今回の旧型資料では定量値未確認
消費電力(強/静音/エコ強) 190/12/24W 190/12/24W
運転音(強/静音) 37/23dB 37/23dB
1時間の電気代(強/静音/エコ強) 約5.9/0.37/0.74円 約5.9/0.37/0.74円
タンク容量 約4.0L 約4.0L
連続加湿時間(強/静音) 約7.2/19時間 約7.2/19時間
主な運転モード おまかせ・おやすみ・エコ・静音・強・プラズマクラスター単独 おまかせ・おやすみ・エコ・静音・強・プラズマクラスター単独
給水 上から注ぐ/トレーを運ぶ 上から注ぐ/トレーを運ぶ
寸法(幅×奥行×高さ) 272×220×455mm(突起部除く) 272×220×455mm(突起部除く)
質量 約5.2kg 約5.2kg
加湿フィルター HV-FH7、8シーズン目安 HV-FH7、8シーズン目安
Ag+カートリッジ FZ-AG01K1等、約1年目安 FZ-AG01K1等、約1年目安
本体保証/補修用性能部品 1年(消耗品除く)/製造打切後6年 1年(消耗品除く)/製造打切後6年
2026-10-26の販売観測 確認した2店で販売終了、別の1店で新品を注文可能 確認した2店で販売終了、現在注文できる新品価格は未確認

表の数値は、シャープ公式の仕様比較表、HV-T55の仕様ページ、両機種の取扱説明書に載っている値です。数値ごとに測り方の条件が異なります。

  • 加湿量と連続加湿時間は、日本電機工業会規格(JEM1426)に基づく**温度20℃・湿度30%**のときの値です。部屋の温度が低いときや雨の日など湿度が高いときは水が気化しにくく、加湿量は減ります。連続加湿時間は、満水ラインから給水ランプが点滅するまでの時間です。
  • 加湿の適用床面積はJEM1426に基づく目安で、木造和室が最小、プレハブ洋室が最大です。壁や床の材質、部屋の構造、使う暖房器具によって変わります。
  • 消費電力は**室温30℃**のときの値です。運転「切」でも電源プラグを差し込んだままなら、待機時消費電力が約0.8Wかかります。
  • 1時間の電気代は、室温30℃で測った消費電力をもとに、電力料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算した値です。その運転を同じ消費電力のまま1時間続けた場合の目安で、HV-T55の特長ページでは、1日8時間使った場合の電気代を「強」で約47円、エコの「強」で約6.0円と試算しています(50Hz)。おまかせ運転などでは部屋の温度・湿度に合わせて運転が自動で切り替わるため、実際の電気代は使い方によって変わります。表の電気代の違いは運転モードの違いで、HV-T55とHV-S55の差ではありません。
  • エコ強の加湿量390mL/hは、HV-T55の仕様ページに載っている値です。HV-S55の取扱説明書にも、エコ運転はヒーターを使わないため加湿量が減ると書かれていますが、数値は今回確認した資料に載っていませんでした。
  • 販売観測は2026-10-26に確認した2店(ヨドバシ・ドット・コム、ビックカメラ)の表示と、HV-T55-Wについて別に確認した1店(XPRICE楽天市場店)の表示で、ほかのお店の在庫や今後の販売状況を示すものではありません。2店での販売終了と1店での注文可能は、それぞれのお店で確認した状態です。HV-S55-Wは同じ条件で注文できる新品の価格を確認できていないため、両機種の現在の価格差は判断していません。

ふたつのモデルの共通点

  • 6つの運転モード:両機種の取扱説明書で、おまかせ・おやすみ・エコ・静音・強・プラズマクラスター単独運転の6つが同じ内容で説明されています。おまかせとおやすみは、室温18℃までは湿度65%、18〜24℃は60%、24℃以上は55%を目安に自動で調節します。おやすみは運転音をおさえる代わりに加湿量もおさえるため、おまかせより湿度が上がりにくくなります。また、ランプが暗めになり、水がなくなったときやお手入れ時のお知らせ音が鳴りません。エコはヒーターを使わずに運転するため、電気代をおさえられる一方で加湿量は減ります。静音は弱い加湿、強は最大の加湿量で、どちらも連続運転です。プラズマクラスター単独運転は、給水トレーを空にしてから選びます。湿度が上がりすぎると窓や押し入れが結露するおそれがあると、取扱説明書に注意書きがあります。
  • 2つの給水方法:本体の上の給水口から水を注ぐ方法と、給水トレーを引き出して運ぶ方法のどちらでも給水できます。給水トレーの満水量は約4Lで、上から注ぐときは水位表示ランプと音で水の量を知らせます。水位表示は目安で、それぞれの方法に守る条件があります(購入前のチェックポイントで説明します)。
  • 交換用の部品と消耗品:交換用加湿フィルターはどちらもHV-FH7で、交換の目安は8シーズン(約48カ月)です。1日8時間・約6カ月の使用を1シーズンとした目安で、水質によって寿命は変わり、においや汚れが取れないときなどは8シーズン以内でも交換が必要です。Ag+イオンカートリッジはFZ-AG01K1(1個入)・K2(2個入)・K4(4個入)で、交換の目安は約1年に1回です(1日平均約2.5L、総使用量900Lが目安)。水質や使う環境によって早まることがあります。どちらも消耗品のため、保証期間中でも有料です。
  • 安全装置とチャイルドロック:高温安全装置、室温異常検知装置(吸込口の温度が約0℃以下で運転を停止)、転倒自動停止装置を両機種とも備えています。チャイルドロックを設定していても、運転を止める操作はできます。これらは異常時に運転を止める仕組みで、倒れたときに水がこぼれないことを保証するものではありません。
  • 切タイマーとフィルター乾燥運転:2時間・6時間の切タイマーと、加湿フィルターを約60分温風で乾燥させるフィルター乾燥運転があります。フィルター乾燥運転は収納時や長く使わないときのための運転で、給水トレーを空にしてから行います。

購入前のチェックポイント

  • 部屋の広さと、よく使う運転モード:加湿の適用床面積の目安は木造和室9畳(15㎡)、プレハブ洋室15畳(25㎡)で、両機種共通です。取扱説明書には、部屋がこの目安より広すぎたり換気をしたりすると湿度が上がりにくくなると書かれています。寝室で静かに使いたい場合は静音(23dB・200mL/h)やおやすみ、電気代をおさえたい場合はエコが候補になりますが、どちらも加湿量は「強」より少なくなります。置く予定の部屋の広さと、木造和室とプレハブ洋室のどちらに近い造りかを確かめ、よく使いそうな運転モードの加湿量が足りそうかを仕様ページで見比べてください。
  • 置き場所と給水のしかた:本体は幅272×奥行220×高さ455mm(突起部除く)、約5.2kg、電源コードは約1.8mです。取扱説明書では、不安定な場所や高い所、暖房機など電化製品の上に置かないこと、幼児の手の届く範囲で使わないこと、吸込口・吹出口・給水口をふさがないことが求められています。使える室温は0〜35℃です。上から注ぐときは、給水トレーと給水カバーを取り付け、電源プラグを差し込んだ状態で給水口からゆっくり入れ、吹出口には注がず、満水ラインを超えないようにします。給水トレーを出し入れするときは必ず運転を止め、運転中に抜かないでください。本体を動かすときは運転を止め、ファンが完全に止まってから電源プラグを抜き、給水トレーを外して底面の取っ手を両手で持ちます。コンセントまでコードが届くか、やかんなどで上から注げる高さか、トレーを洗面所まで運べるかを、置く場所で確かめてください。
  • 毎日の水の入れ替えとお手入れの手間:使えるのは水道水だけで、毎日新しい水道水に入れ替えます。ミネラルウォーター・浄水器の水・井戸水、40℃以上のお湯、アロマオイル、次亜塩素酸などは入れないでください。給水に使うやかんやペットボトルは、きれいに洗ったものを使います。お手入れの目安は、エアフィルター・加湿フィルター・給水トレー・トレーカバーが2週間に1回程度、給水皿・給水カバー・吹出口(ルーバー)・本体が1カ月に1回程度です。お手入れランプは加湿時間が約240時間たつと点灯しますが、点灯前でも汚れや白い固まりが見えたらお手入れが必要です。お手入れの前には運転を止め、送風ファンが止まってから電源プラグを抜きます。加湿フィルターはすすぎ洗い(ブラシや洗濯機は使わない)、給水トレー・トレーカバー・給水皿・ルーバーは水洗いできますが、給水カバーは水で湿らせた布でふき、水洗いしません。本体も水洗いせず、柔らかい布でふきます。汚れが落ちにくいときのクエン酸・重曹の使い方は取扱説明書の17ページに載っています。塩素系・酸性タイプの洗剤は使えません。取扱説明書には、お手入れをせずに使うと加湿量が落ちたり、カビや雑菌が増えてにおいの原因になったりすること、体質によっては健康を害することもあり、その場合は医師に相談するよう書かれています。洗面所など水がこぼれてもよい場所で、この頻度のお手入れを続けられそうかを考えてみてください。
  • 新品の在庫と保証の条件:HV-S55はメーカーの製品ページで生産終了と案内されており、HV-T55も2026-10-26に確認した2店では販売終了の表示でした。保証期間は本体がお買い上げ日から1年間(加湿フィルターとAg+イオンカートリッジは除く)で、保証書にお買い上げ日や販売店名の記入がないと無効になります。補修用性能部品は製造打切後6年保有とされていますが、期間が過ぎて部品が手配できない場合は修理を引き受けられないことがあるとも書かれています。購入するときは、販売ページの型番が末尾まで「HV-T55-W」または「HV-S55-W」と一致しているか、中古品や展示品ではない新品の本体か、保証書が付くかを確かめてください。あわせて、税込価格・送料・返品の条件を同じ条件で比べると安心です。

自分で確かめること

ふたつのモデルは、確認できた範囲では主な仕様と使い方が共通しています。置く部屋の広さと、新品・保証付きで買えるお店があるかをメモしてから選ぶと比べやすくなります。

新型HV-T55をおすすめしたい人

  • メーカーの現行ラインアップに載っている機種から選びたい方:2026-10-26の確認時点で、シャープの加湿器ラインアップにはHV-T55が載っています。ただし生産が続いているかは確認できておらず、確認した2店では販売終了の表示でした。一方、別に確認した1店(XPRICE楽天市場店)では、メーカー保証付きの新品本体を注文できる状態でした。在庫は変わることがあるため、購入するときに新品の在庫と保証の条件を販売店で確かめてください。
  • エコ運転の加湿量を数字で確かめてから選びたい方:HV-T55の仕様ページには、エコ「強」の加湿量390mL/h(温度20℃・湿度30%)が載っています。「強」の550mL/hより少なくなるため、エコを中心に使う予定なら部屋の広さと合わせて確かめてください。

旧型HV-S55でも満足できそうな人

  • 共通している仕様で足りると分かっている方:加湿量、消費電力、運転音、寸法、給水の方法、お手入れの頻度、交換用フィルターの形名は、公式の比較表と取扱説明書でHV-T55と共通です。部屋の広さと使い方がこの仕様に合っていれば候補になります。
  • 新品で保証が付くことを確かめられるお店が見つかった方:HV-S55はメーカーで生産を終了しています。新品の本体で、保証書にお買い上げ日と販売店名が記入されることを確かめられる場合に候補にしてください。価格はHV-T55と同じ条件(税込価格・送料・保証)で比べ、旧型だから安いと決めつけずに判断すると安心です。